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2025/09/05 18:00
はじめに
COLONISTAを象徴するプロダクト「CONPE10(コンペイトウ)」。
その独創的なフォルムと、やわらかく拡散する光は、発売以来多くのユーザーに愛されてきました。
しかし、この小さなシェードが完成するまでには、数えきれないほどの試作、失敗、挑戦がありました。
この記事では、CONPE10が誕生するまでの道のりを振り返ります。
1. きっかけは「星空」から
CONPE10の原点は、キャンプの夜に見上げた満天の星空でした。
仲間と語り合いながら見た光景は、ただ美しいだけでなく、時間を特別に変える力を持っていました。
「この星の輝きをランタンの光でも再現できないだろうか?」
そんな思いつきが、後にCOLONISTA初のオリジナルシェードを生む出発点になったのです。
2. 最初の試作は「紙」だった
最初に試みたのは、星をイメージした多面体を紙で作ること。
小さなランタンにかぶせてみると形は面白いけれど、光が偏ってしまい、雰囲気づくりには程遠いものでした。
さらに、耐久性もなく、一晩でよれてしまう…。
「これではアウトドアでは使えない」と痛感し、試作の旅が始まりました。
3. 素材探しの苦労
次に試したのは布。縫製で多面体をつくり、ランタンに合わせました。
しかし、厚手の布では光を遮ってしまい、薄手だと強度不足。
その後、プラスチックや金属パネルなども検討しましたが、持ち運びや重さの面でアウトドアに不向きでした。
数十回に及ぶ試行錯誤の末、たどり着いたのがX-PACという特殊素材でした。
セイルクロスをベースにした耐久性と防水性を兼ね備えた素材で、驚くほど軽く、しかも透過する光が美しい。
「これならいける」と直感しました。
4. 「金平糖」という名前に込めた意味
形が定まったとき、日本の伝統的なお菓子「金平糖」を思い出しました。
小さな結晶のような突起が光を受けて輝く姿が、まさにシェードの形と重なったのです。
そこから「CONPE10」という名前が誕生しました。
ただの英語名ではなく、日本らしいニュアンスを残したかったのも理由のひとつ。
COLONISTAは、日本発のブランドであることを大切にしています。
5. ユーザーの声が形を磨いた
完成に近づいた段階で、キャンプ仲間や友人に試作品を使ってもらいました。
「もっと光をやわらかくしてほしい」
「取り付けやすい形状にしてほしい」
「室内でも違和感なく飾れるサイズ感がいい」
これらの声を一つずつ反映させ、角度や寸法を微調整。
その結果、アウトドアでもリビングでも使えるランタンシェードという独自の立ち位置が生まれました。
6. 初めて世に出た夜
完成品を持って臨んだ初キャンプ。
テントサイトにCONPE10を灯した瞬間、仲間から「これは欲しい!」と声が上がりました。
その反応を見たとき、ようやく「このプロダクトは人の心を動かす」と確信できたのです。
ただの照明ではなく、空間を変え、人の感情まで動かす光の道具。
それこそが、COLONISTAが目指していたものでした。
7. COLONISTAにとってのCONPE10
CONPE10は、私たちにとって「最初の商品」である以上の意味を持ちます。
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ブランド哲学を形にした最初の結晶
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試作と失敗を乗り越えて生まれた挑戦の証
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「光で人が進化する」という理念を体現する存在
このシェードがあったからこそ、COLONISTAはブランドとして歩み始めることができました。
おわりに
CONPE10は、単なるランタンシェードではありません。
星空にインスパイアされ、無数の試行錯誤を経て生まれた「光の結晶」です。
それはユーザーとともに物語を紡ぎ、暮らしやアウトドアの時間を進化させていきます。
もしあなたが、夜のキャンプやリビングでのひとときを特別にしたいなら、CONPE10がその一歩になるはずです。
👉 [CONPE10の詳細を見る]
https://colonista.official.ec/items/82453655