COLONISTA

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2026/01/16 06:30

夜に光をつけると、少しだけ正直になれる

夜って、だいたい正直だ。
昼間は「まあ大丈夫です」とか
「あとでやります」とか
自分にも人にも、ちょっとした嘘をつく。

でも夜になると、
そのへんが全部めんどくさくなる。

ランタンを点けた瞬間、
「あ、今日は疲れてたな」とか
「本当はあれ、ちょっと嫌だったな」とか、
どうでもいい本音がポロポロ出てくる。

たぶん、光のせいだ。


明るいと、強がれる

昼の照明は強い。
白くて、まっすぐで、逃げ場がない。

あの光の下だと、
背筋を伸ばしたくなるし、
ちゃんとした人間でいなきゃいけない気がする。

でも夜のランタンは違う。
影もあるし、ムラもあるし、
正直ちょっと頼りない。

だからこっちも、
「まあ、今日はこんなもんでいいか」
って気分になる。


光が弱いと、言い訳もしなくていい

ランタンの下で考えごとをしていると、
反省会みたいなことが始まる。

「あの返事、別に急がなくてよかったな」
「今日、ちゃんと頑張ったかって言われると微妙だな」

でも、なぜか自分を責めすぎない。
ランタンの光が、
「そこまで詰めなくていいよ」
って言ってくる気がする。

たぶん、気のせい。
でも夜って、そういう気のせいが一番効く。


正直になる=立派になる、じゃない

ここで大事なのは、
正直になったからといって
前向きになるわけじゃないところ。

「今日はだらけた」
「やる気なかった」
「なんなら早く寝たい」

それも立派な正直だ。

ランタンの光は、
無理にポジティブに持っていかない。
ただ、そこにあるだけ。

だから、
「今日はこれで終わり」
って決めるのも、すごく簡単になる。


光って、カウンセラーじゃない

ランタンは、
アドバイスもしないし、
励ましもしない。

ただ、黙って照らしてるだけ。

でもそれがちょうどいい。
人に話すほどでもないことを、
光には見せられる。

誰にも言わない本音を、
ランタンだけが知ってる夜もある。

それでいい気がする。


おわりに

夜に光をつけると、
少しだけ正直になれる。

立派じゃなくていいし、
答えが出なくてもいい。

ランタンの下では、
ちょっとだらしない自分も、
ちゃんと座る場所がある。

今日も光を点けて、
余計なことを考えて、
それでもまあいいかと思って寝る。

そんな夜が、意外と好きだ。