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2026/02/17 19:00
このシェードが、主張しない理由
最初にデザインしたときから、
ひとつだけ決めていたことがある。
目立たせないこと。
光より前に出ない
シェードは、
主役になろうとしない。
形が面白くても、
素材に特徴があっても、
「見てほしい」とは言わない。
なぜなら、
主役は光で、
その光で過ごす時間だから。
シェードは、
その邪魔をしない位置にいたかった。
気づいたら、そこにある
毎日使うものは、
毎回テンションを上げなくていい。
むしろ、
気づいたら使っているくらいがちょうどいい。
シェードも同じで、
「付けた瞬間すごい」より、
「外すと違和感がある」方がいい。
主張しないデザインは、
長く使われるための形だと思っている。
置いてあっても、うるさくない
光っていない時間も大事だ。
消灯しているときに、
存在感が強すぎると、
生活の中では少し邪魔になる。
だから、
置いてあっても、浮かない。
片付けなくても、気にならない。
使うときも、使わないときも、
どちらにも居場所がある形。
変わるのは、光の“質”だけ
シェードをつけても、
ランタンは変わらない。
明るさも、
操作も、
扱い方も同じ。
変わるのは、
光の出方と、
その光の中での過ごし方。
そこだけが変わればいい、
と思っている。
おわりに
このシェードが主張しない理由。
それは、
毎日の中に溶け込んでほしいから。
同じランタン、
同じ部屋、
同じ夜。
でも、
光の質が変わると、
過ごし方は変わる。
それくらいの変化が、
いちばん長く残る。
